看護師を含め、医療界で「人の育成」というと、業務(専門業務)サービスの提供ができるようにすること、を日標に掲げてきた傾向があります。とりあえず一通りの業務ができるようになってから、言葉づかいや応対マナーを身につけるようにすればよい、と考える看護現場が多いのです。しかし、それでは手遅れになる場合がほとんどです。業務と応対を分けるという考え方は、看護(医療)を特別視しすぎる傾向から起こったものでしょう。しかしそれは、看護サービスを受ける相手は心をもった人間である、という原点を無視した非常に傲慢な考え方であり、また、人材介成の原則は「鉄は熱いうちに打て」にあることが欠落した考え方である、と筆者は感じています。優良企業の場合、人材育成というのは、新人時代から業務サービスと応対サービスの両方を同時に計画的に段階的に指導していきます。人間はそうそう器用ではありませんので、技術・知識とその表現方法を分けて習得することは困難です。
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